スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

どうする新首相 

昭和の大物政治家である岸信介・佐藤栄作を祖父や親戚に持ち、父も閣僚経験者というサラブレットであり、初の戦後生まれの首相となった安倍晋三首相であったが、資質が足りなかったか、それとも運がなかったか、就任からわずか3カ月足らずで支持率は急落し、閣僚の不祥事も相次ぎ安倍首相を取り巻く環境は悪くなる一方である。

 首相というものは信念を曲げなくては勤まらないほど難しい役職なのだろうか、首相就任前は靖国神社参拝について「(A級戦犯は)国内法的には犯罪者でないと国会で答弁されている。講和条約を受け入れたから参拝すべきでないという論議は、全くトンチンカンだ」(「読売新聞」2006年7月24日付)という発言をしており、安倍氏自身も靖国参拝をしていたのだが、就任後に訪中した際には靖国参拝については明言をさけた。さらに「行くか行かないか、行ったか行かないかは明らかにしない」と発言し、参拝の有無を明らかにしていない。
 安倍首相の著書である「美しい国へ」にあるような「闘う政治家」は一体何処へ行ってしまったのか、と言いたくなるような曖昧ぶりである。
村山談話、河野談話については、持論については口を噤んだものの、政府としての認識については両談話を受け継ぐと答弁(2006年10月3日 衆院本会議の代表質問)しており、これまた曖昧な態度をとったのである。
 歯切れの良かった小泉前首相に比べて格段に歯切れの悪い安倍首相である。就任前の威勢はどこいったのであろうか。保守系言論人の櫻井よしこ氏でなくとも「しっかりなさいませ」と言いたくなってしまう。
 そんな安倍首相も最重要課題とされていた教育基本法改正については、不本意ながら公明党に配慮した内容になったものの、信念を貫き通し、就任から100日で改正するという荒技を成し遂げたということについては良かれ悪しかれ「闘う政治家」を実践したのであろう。(この教基法改正が果たして「快挙」であったか、または「愚挙
」であったかは、ここでは述べないが、いずれ記事にしたいと思う。)

 そんな安倍内閣にとって大きく支持率を下げる事になったのが、郵政造反組の復党問題である。これは安倍首相最大の過ちである。小泉前首相の郵政民営化に反対して、自民党からの推薦を失い党から離脱した造反組を復党させたことは、逆に有権者からみれば愚かな茶番劇にしか見えず、政治に対してさらなる失望・不信の念を抱かざるを得ない結果を招いている。また造反組についても、あれだけの信念はどこへ行ったのか。野田議員を始めとする議員達の取発言にはほとほと呆れるばかりである。
次いで相次ぐ不祥事も支持率低下を助けており、ここまでくると安倍首相が哀れにも思えてくる。不適格教員もさることながら不適格政治家にも辞めてもらうのが日本を良くする近道である。ぜひとも安倍首相には頑張ってもらいたいものである。
 さて、批判ばかりをしていてはただの八つ当たりブログになってしまうであろう。最後に安倍首相への希望を述べて終わろうと思う。
防衛庁が防衛省に格上げし、これからは益々憲法改正の議論が加速していくことだろう。憲法9条の問題、集団的自衛権の問題、其の他多々あるだろうが、筆者の懸念する事はアメリカとの関係である。改憲がなされ集団的自衛権を回復すれば、当然同盟国アメリカが他国から攻撃を受けた場合、それを共同で攻撃して排除出来るというわけである。これにより同盟関係が対等になることは喜ばしい事だが、同時にアメリカべったりの政策も改めなければならない。日本全土に米軍基地がおかれ、その維持費までも肩代わりしている現状は改めなければならないだろう。極端なことを言ってしまえば属国である。アメリカの意向には逆らえない。イラク戦争が良い例である。筆者は小泉前首相の自衛隊派遣の判断は正しかったかは疑問だとしても、アメリカとの関係を良好に保つ上では致し方なかったと思っている。一国と蜜月関係を築くことは余り好ましい事ではない。同盟、友好関係などは水物であり、いつ反転するとも限らない。日英同盟・日ソ不可侵条約をみよ。大国に殉ずる事はない。親離れの時だ。
                    
                              聴剣

スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。