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食料自給率 

中国で製造された毒餃子や、小麦販売価格の上昇が盛んに報じられていますね。これらのニュースは、食料自給率の低い日本に改めて食の重要性を考える機会を与えてくれました。

私たちは、食の安全をどうやって守っていくのか、そして自給率の低い日本はこれから安全な食品をどのように確保していくのか、これを真剣に考えなければなりません。

農協協会のHPに掲載されている、「特集 日本の食料が危ない」の記事中に食料自給が少ない日本が抱えるリスクについての記述があるので引用します。

◆少なくない食料不足のリスク

 飽食の状態にある日本であるが、今後、食料が不足する事態として以下のようなことが考えられる(農林水産省「不測時の食料安全保障マニュアル」における整理)。
 国内要因として考えられるのは、以下の3つの場合である。

(1)異常気象等による大不作:1994年の米の大凶作のような場合であり、今後も冷夏、水不足、豪雨などの異常気象によって不作が起きる可能性は十分あろう。
(2)突発的な事件・事故等による農業生産や流通の混乱:地震、エネルギー供給難などが考えられ、また紛争、テロ事件なども可能性がないわけではない。
(3)安全性の観点から行う食品の販売等の規制:BSE・鳥インフルエンザ等による規制や農薬、汚染物質等による規制が考えられる。
 
 海外の要因として指摘されているのは、以下の4つの場合である。

(1)生産国・輸出国等における異常気象等による大不作:今後、地球環境の悪化によって世界の各地で不作が多発する可能性があり、米国に多くの食料を依存している日本にとっては、米国の不作の影響が大きいであろう。

(2)主要輸出国における港湾ストライキ等による輸送障害:日本の輸入穀物は米国西海岸のポートランドとミシシッピ川河口からの輸送が多いが、こうした輸送ルートが港湾ストライキ等によって障害が起きるリスクが考えられる。また、昨年のハリケーンによる影響は小さくて済んだが、パナマ運河の運航不能等の可能性もあり、輸送障害が長期化すると日本の畜産業に大きな影響が出るであろう。

(3)地域紛争や突発的な事件・事故等による農業生産や貿易の混乱:今後、世界が第二次世界大戦のような状況に陥る可能性は少なくなったが、地域的な紛争やテロ事件は絶えず起きており、今後もそのリスクはあるであろう。

(4)主要輸出国における輸出規制:米国の大豆禁輸措置(1973年)、米国の対ソ連穀物禁輸措置(80年)などの例があり、最近では中国によるトウモロコシ輸出停止などの例がある。

5)安全性の観点から行う食品に対するわが国の輸入規制:BSE、鳥インフルエンザ、遺伝子組換え農産物、違法農薬混入などの例があり、今後も新たな問題が発生して規制が強化される可能性があろう。
 なお、こうした不測の事態以外に、地球環境の悪化、水資源の制約、農地拡大の限界、単収増加の制約、エネルギー向け農産物の需要増大、石油資源の枯渇など、中長期的な食料供給の制約があり、食料需給の逼迫による食料価格の上昇が見込まれる。



どれも起こりうる事ですね。というかすでに起こっているものもありますね。。。

中国食品の危険なんてのももちろんそうだし、穀物価格の上昇なんてのは、豪州の干ばつの影響が強いっていうから、この資料が示しているリスクってのはすでに起こっているんですよね。加えて、原油高やらバイオ燃料ブームによって穀物の争奪戦が繰り広げられている今、穀物自給率が悲しいくらいに少ない日本は、まさに窮地に立たされているのです。



では、安全な食、安定した食を確保するにはどうしたら良いのでしょうか。

私はやはり我が国の食料自給率を高め、日本の食をなるべく国産だけで賄うことだとおもいます。そのためには、まず食生活の改善を行い、洋風から純和風に切り替え、そして地産地消を進めていくことが重要だと考えます。

今の日本はパンや麺類など小麦を使用するものが多いですが、小麦はその多くを輸入に頼っています。小麦食をなるべく控え、自給率100%近くを辛うじて保持している米食中心に切り替えるだけでも、それは大きく上がってくるでしょう。

まあ私の戯れ言はこのへんでやめましょう。

食生活情報サービスセンターに、食料自給率を挙げる為の具体的な方策がのっていたので、引用します。

長いですがお許しください。


食料自給率向上に向けて重点的に取り組むべき事項として消費面での取組みは以下のとおりとなっています。

食料消費については、消費者、食品産業の事業者その他の関係者が、健全な食生活の在り方や農産物・食品に関する正確で十分な情報を得た上で、より積極的に食生活の見直し等に取り組んでいくことが重要である。このため、以下に掲げる事項に重点的に取り組む。

ア 分かりやすく実践的な「食育」と「地産地消」の全国展開
一層多くの国民が、自らの食生活を見直し、健康づくりや栄養バランスの改善等に主体的に取り組むことができるようにする。このため、関係者と連携し、食生活指針を具体的な行動に結び付けるものとして適正な食事の摂取量を分かりやすく示したフードガイド(仮称) を策定するとともに、これを消費者が日々の食料を購入・消費する小売店・外食の場等で活用し、分かりやすく実践的な食育の取組みを国民的運動として展開していく。
また、地域の消費者ニーズに即応した農業生産と、生産された農産物を地域で消費しようとする活動を通じて、農業者と消費者を結び付ける地産地消の取組みを推進する。

イ 国産農産物の消費拡大の促進
米を中心に水産物、畜産物、野菜等多様な副食から構成され、栄養バランスが優れた「日本型食生活」の実践を促進する観点から、食育の取組みに連動して、米や野菜、果物等の消費拡大を推進する。特に、国内で自給可能な農産物である米の消費拡大が図られるよう、米需要の実態やその変化に対応し、消費拡大運動の対象の明確化・重点化や、新規需要の開拓等を推進する。

ウ 国産農産物に対する消費者の信頼の確保
国産農産物が一層消費者から選択されるものとなるよう、生産者・事業者による食品の安全性向上に向けた取組の促進、食品表示やトレーサビリティ・システムを通じた国産農産物に関する情報提供を充実していく。

一方、生産面での取組みは以下のとおりとなっています

農業生産については、農業者その他の関係者が、これまで以上に消費者や者のニーズに的確かつ積極的に対応することを通じて国内農業生産を拡大することが重要である。このため、以下に掲げる事項に重点的に取り組む。

ア 経営感覚に優れた担い手による需要に即した生産の促進
各種施策について所要の見直しを行う。また、需要に即した生産を行う経営感に優れた担い手を地域の実態を踏まえて育成・確保するため、施策を集中的・重点的に実施する。さらに、これらの担い手が、地産地消や消費者への直接販売、異業種の知恵を活用した技術開発や新規販路の開拓への取組みを含め、主体性と創意工夫を十分発揮し、需要に即した生産に取り組める環境を整備する。

イ 食品産業と農業の連携の強化
加工・外食向けの農産物需要が今後とも増大することが見込まれる中で、食品産業によって国産農産物が選択されるよう、食品産業と農業を結び付けるコーディネーターの育成・確保や加工・外食用需要に対応した産地サイドの取組みの推進等を通じて、食品産業と農業の連携を促進する。

ウ 効率的な農地利用の推進
農地は、農業生産にとって最も基礎的な資源であり、国民に対する食料の安定供給にとって重要な基盤であることから、それが最大限に利用されることにより、需要に即した国内農業生産が増大するよう、担い手への農地の利用集積や新規参入の促進、農業生産基盤の整備、県域を越えたリレー方式による生産、耕畜連携による飼料作物の生産、飼料用稲の新品種の開発等を通じて、不作付地・耕作放棄地の解消等を含め、農地の効率的な利用用と利用率の向上を図る。

また、自給率向上に向けた関係者の役割についても以下のとおり位置づけられています。

自給率向上に向け、政府だけでなく、地方公共団体、農業者・農業団体、食品産業(製造業、輸入業を含む流通業、外食産業)の事業者、消費者・消費者団体が、適切な役割分担の下、以下に掲げるような主体的な取組みを行う。その際、関係者が一体となって自給率向上のための工程管理を適切に実施するため、政府やこれら関係者からなる協議会を設立し、計画的な取組を推進することとする

ア 地方公共団体
地域の条件や特色に応じて、地域の基幹産業としての農業の振興に取り組む。特に、消費者、農業者、食品産業の事業者等の地域の関係者の主体的な取組みを促す。
その一環として、地域の食料自給率や地産地消の取組の目標を設定し、食育活動において活用するなど、地域の農業生産や食生活について国民の一人一人が身近な問題として考える契機を提供する。また、地域の生産努力目標や耕作放棄地の発生防止・解消に向けた計画の策定等を通じ、需要に応じた農業生産の拡大を図るための取組みを推進する。

イ 農業者
市場の動向や消費者・実需者のニーズを的確に把握するとともに、これを踏まえた品質の改善や経営規模拡大等による生産性の向上、供給の安定化を図る。また、消費者への直接販売や食品産業との契約栽培等、自らの経営の特色や地域の条件等に応じた経営展開を通じて、需要に応じた農産物の生産に自律的に取り組む。さらに、地域の担い手の明確化及び担い手への農地集積に自ら取り組むとともに、農地の有効利用を通じて不作付地・耕作放棄地の発生防止・解消に努める。

ウ 農業団体
産地間の連携や食品産業との連携の強化等、産地としての生産・販売戦略を構築し、流通コストの削減を実現しつつ、国産農産物の需要拡大と生産拡大に積極的に取り組む。また、地域農業の再編に向け、集落での話合い、合意形成及び集落の将来ビジョンの策定を主導し、これを通じて、担い手の明確化、集落を基礎とした営農組織の育成・法人化、地域の農地の利用集積の加速化、耕作放棄地の発生防止・解消、耕畜連携の推進等に主体的に取り組む。さらに、地方公共団体等と連携し、地域の食料自給率や地産地消の目標等の実現に積極的に取り組む。

エ 食品産業事業者
フードガイド(仮称)の活用等を通じた食育の推進、食品表示やトレーサビリティ・システムを通じた国産農産物についての正確な情報の提供、農業との連携を通じた食品流通の合理化や新たな国産農産物市場の開発等に積極的に取り組む。

オ 消費者・消費者団体
政府や地方公共団体等が主催する各種の取組への参画や農業者との交流等を通じて農業や食料供給をめぐる事情についての理解を深めるとともに、栄養バランスの改善や食べ残し・廃棄の減少等、食生活の見直しが国民運動として広がるよう主体的に取り組む。

食生活情報サービスセンター  自給率はなぜこんなに食料自給率が下がってきたのですか。より引用



政府や企業の努力だけでなく、生産者や消費者、皆の努力が無ければ、日本の食料自給率は上げる事ができないんですね。生産者はただ作るということではなく、消費者のニーズに応えるようなものを作っていくという努力をするべきでしょうし、また中国食品などの安価な食品に対抗できるように、消費者に安心・安全なものであると信頼してもらえるようなものを作っていくという事も必要ですよね。どうやったら消費者の信用を勝ち取れるか、そこを考えていく必要があると思います。中国産の不安が高まりつつある今だからこそ、挽回のチャンスがあるってもんです。

消費者もただ安いからという理由で、中国産などの外国産食品を買うのではなく、地域で穫れた野菜などを積極的に買っていくなどが必要なのかなーと思いますね。お子さんがいる家なんかは、そういうことをすることで、「地域でとれる野菜にはこういうのがあるんだよ」とか教えていけば勉強にもなるし、地元でとれた季節ものを食べさせれば、食育にもなるかもしれません。なるべく自分の手で作ることをしていく良い機会かも知れません。(忙しい方もいるし、値段の問題も当然あるでしょうけど)


加工品企業も同じです。価格を抑える為に安全か解らないような外国産に手を出していては、その信用を大きく失墜することにもなります。今回の毒餃子一件ではJTの信用は地に落ちたも同然でしょう。事実冷凍食品の売り上げはかなり落ち込んでいます。

価格の問題は難しいし、専門家ではないのでわかりませんが、消費者の中には安全なものを求めている人がかなり多いので、価格をただ下げることを考えるのではなく、安全なものを提供する事をなるべく考えてもらいたいなと思います。


これを機会にみんなで考えていければいいと思います。

皆さんはどうすべきだと思いますか?


品目別自給率も「特集 日本の食料が危ない」より引用しておきます。食生活変えれば案外自給率ってあがるんじゃ?なんて思ったりしてしまいます。え、こんなに高かったんだーって。

1.自給率が高い品目〈米(95)、鶏卵(95)、いも類(83)、野菜(80)〉、

2.自給率が中程度の品目〈牛肉(44)、豚肉(51)、鶏肉(69)、牛乳・乳製品(67)、果実(39)、水産物(55)〉、

3.自給率が非常に低い品目〈小麦(14)、トウモロコシ(0)、大豆(3)〉

※()内は%




今回は引用ばかりしてサボりました。ごめんなさい。
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コメント

一度~白紙に

聴剣さん、
自給率アップを叫んでいるが・・・
現実には、
お米も余り気味・・・、野菜も時として値崩れして、白菜・キャベツなどが、トラック何台分も放置されているのを何回か見た事があります。

この際、机上の論理ばかりじゃなく、
一度~白紙に戻し(外国産~輸入をストップ)
そこで・・・何をどうすれば良いのか!
人間の知恵が、自ずと沸いてくるのではないでしょうか?

reikoさんコメントありがとうございます。

なるほど、追いつめられて初めて名案は浮かびますか。それもそうでしょうね。

しかし、現実には輸入自由化などがありますからなかなかそう易々とはいかないでしょうね。

私は国内産があまるのは、私たちの食生活が、彼の毒餃子のような加工食品などに頼り出したからだと思っております。

記事中に引用した各食材の自給率をご覧になってください。どれとして100%を越えていないですよね。これってやっぱり、私たちが離れた結果なんじゃないかなって思うんです。もちろん輸入の食材に追われてっていうのもあるでしょうが・・・

外国産の輸入ストップも手ですね。ありがとうございます。

すこし極論過ぎたかしら?

聴剣さん~~~こう考えたらどうかしら?
外国産~依存をしていても、
永遠に食べ物が入ってくる保障がない・・・。

ですから~そんな意味でも・・・
・・・先に書いた事も、一つの方法論として、
考えても良いんじゃないかしらって~!(私見でごめんね・・・)



reikoさん再びありがとうございます。

あの!ごめんなさいコメントが少々きつめでしたか?そんなつもりありませんよ!みんなの意見を聞きたいだけなので!ごめんなさいホント伝えるのが下手で。。。

>外国産~依存をしていても、
永遠に食べ物が入ってくる保障がない・・・。

これ間違いないと思います。食料危機や戦争が起こった場合、食料を囲い込むのは国として当たり前の事ですよね。そうなれば、当然日本に入ってくる食料は無くなるでしょうね。

まして、反日大国中国からはいち早くストップでしょう。

輸入がストップした場合どうなってしまうのか。またどうすれば良いのかということ、考えないとマズいですよね~。まあ、偉い人たちなんかはとっくに考えているんでしょうけど(笑)

私たちには何ができるんでしょうね・・・

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外食・食品、信頼確保に躍起

難しい問題だなぁ [んー/]主悪の根源はマスコミがだけど、日本人はヒステリックに反応するから単に安全って言われても手ぇ出さんだろうし。BSE騒ぎの時、アメリカからの輸入牛肉は全頭検査せよって迫ったのも...

  • [2011/05/27 23:16]
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